ウィルスの怖さを知らなかった友人
五年ほど前のことです。友人からウィルスつきのメールを受け取りました。
当時、私はセキュリティ関係の仕事に就いており、自分のパソコンは最新のアンチウィルスソフトが警備してくれていました。メール受信時にソフトが「危険!」というのでウィルスの被害に遭わずにすみましたが、危ないところでした。
すぐに友人に連絡をし「ウィルスに感染してない?」と尋ねた私。友人の返事はこうでした。
「ウィルスソフト入れてないから分からないよー」私はたっぷり30秒くらい沈黙していたと思います。まさかこんな身近に危険なパソコンを使っている友が潜んでいるとは思っていなかったのです。 友が言うには、パソコンを買った時にはアンチウィルスソフトが入っていたのだけれど、更新しろとしょっちゅう言われるのが鬱陶しくてアンインストールしてしまったそうです。 ああ…!何ということを!
たとえ自分が怪しいサイトに行かなくても、行った人から感染する可能性はあります。ウィルスによっては勝手にパソコンの中を漁り、メールを出したりしますから。 ホームページを持っている人なら感染しているファイルをアップロードしてしまい、せっかくサイトに来てくれた人を感染させてしまうかもしれないのです。
そうなると被害者であった人が、今度は加害者になってしまいます。危険度の高いウィルスの中にはカード番号などを奪い取るものもあって、現実的な被害が出てしまうかもしれません。 私は切々とそのことを友に説きました。ただ楽しむためだけにパソコンを使っている友は、ウィルスがそんなに怖いものだと知らなかったのです。
ウィルスソフトは番犬のようなもの。吠えても無闇に叱らず、きちんと定義ファイルを更新し、侵入者に備えた方がいいと思います。
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